私たちは主に雑木と山野草を使った庭を日本の伝統的な技術をベースにつくっています。日本建築から現代建築まで、雑木の良さはどのような建築空間やどのようなスタイルの庭にも馴染みのよいところでしょうか。また、特に自然の多く失われてしまっている現代の都市空間では春の瑞々しい新緑から秋の紅葉、冬枯れの景色まで、季節の移ろいを身近に感じることのできる落葉樹を主体にした自然味のある庭こそが最も求められているのではないかと思います。また、私たちは和や洋ではなく、お客様のライフスタイル、その場の環境、風土、建築とのバランス等を吟味し、その場にふさわしい素材（石材や樹木）でデザインを提案させていただいております。良い庭は土地の広さや日当たりの良し悪しにより出来あがる訳ではありません。どのような場所にもその場所だけのデザインが埋もれています。私たちはお客様と一緒にそれを掘り起こし、その場所だけの庭相（庭のありよう）を一緒につくっていけたらと思っております。

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